お役立ち情報

2024年5月

降り注ぐ紫外線・ブルーライトに囲まれた日常生活を送る私達。
紫外線とブルーライトの目へのダメージは じわじわ~っと。
だから、今から気を付けたい!! 今月は『目』について少し…

〇目の構造と働き


・強膜…眼球を保護する膜

・硝子体…眼球の形を整える働きをするゼリー状物質

・瞳孔…(カメラのしぼり) 光の量を調節

・角膜…(カメラのレンズ) 光を取り入れる・光線の入口

・水晶体…(カメラのレンズ) 光を屈折させる
*ここで吸収される紫外線や透過するブルーライトのダメージからルテイン・ゼアキサンチンが目を守っています。

・毛様体筋…(カメラのピント調節)水晶体の厚みを調整し視覚のピントを合わせます。

・網膜…(カメラのフィルム) 視細胞があり、光・色・形を感知。

・黄斑…網膜の中心部で視細胞が密集しているモノを見るのに一番大切な部分。
    ブルーライトは、ここまで到達しますが、ルテイン・ゼアキサンチンがそのダメージをから目を守っています。

・視神経…網膜に映った像を脳へ送る⇒モノが見える
*これらが各々正常に働き、連携し、脳へ情報が送られることで、私たちは、はじめて「見える」と認識できるのです。



〇光の波長とエネルギーの強さ


一般的に光の波長が短いほど エネルギーは強く、細胞に強いダメージを与え、細胞の老化を早め、視力低下や
チラつき・ピントのズレが生じたり、水晶体が白く濁ってくる(白内障)、黄斑に異常が生じる(加齢黄斑変性)などの
トラブルが現れやすくなります。
また、寝る前に多量のブルーライトを発するテレビやパソコン・スマートフォン・
ゲームなどを見ると、脳が昼と認識してしまい、体内時計を狂わせ、不眠の原因にもなります。


〇目の健康のために心がけたいこと
・テレビやスマートフォンなどの長時間の使用・寝る前の使用は控えましょう。
・目の血流をよくするために、運動や入浴・冷たいものの摂取を控えるなど全身の血流改善を心がけましょう。
・外出時は、帽子やサングラスなどで紫外線を対策を。
・栄養バランスのとれた食事(特に緑黄色野菜はしっかりと)


 

2024年04月29日

2024年4月

よく聞く言葉だけど…自律神経ってなぁ~に?

〇自律神経とは…
私達の体の37兆個にも及ぶほとんどの細胞の働きを調整するために全身に分布している神経。
消化・吸収・排泄・睡眠・免疫・体温調整…といった生命活動を行うための機能を私達の意識や意志とは
関係なく、休むことなく調整してくれています。

○自律神経は ふたつに分けられる。
◆ 交感(こうかん)神経…行動や運動を担当
朝~日中に主となって働きます。
「朝の神経」「活動の神経」とも呼ばれています。

◆ 副交感(ふくこうかん)神経…休息や食事を担当
夕方~早朝に主となって働きます。
「休息の神経」「夜の神経」とも呼ばれています。


〇自律神経の一日の流れ…
昼は交感神経が優位に働いて体が活動的になり、仕事や家事などを行うのに適した状態に。
夕方にかけてだんだん副交感神経が働き始め、緊張はほぐれ、食事をし、睡眠に入って明日に備えます。

〇自律神経の一年の流れ…
春~夏は副交感神経が、秋~冬は交感神経が優位に働きます。

冬から春・夏から秋の季節の変わり目は、主となる神経の交代…
という大きな変化があり、特に体調が不安定になりやすい時期です。
お心当たりありませんか?



〇自律神経のバランスが崩れると…


◆交感神経の過剰…
肩こり・頭痛・めまい・耳鳴り・腰痛・関節リュウマチ
冷え性・便秘・イライラ・不眠・胃潰瘍・胃もたれ・ガン…等
◆副交感神経の過剰…
アレルギー性鼻炎・花粉症・ぜんそく・下痢・かゆみ…等


〇心身ともに健康な状態とは…
交感神経・副交感神経どちらかに偏りすぎず、一日・一年の流れがスムーズに行われていて、その流れに乱れや
ズレが生じても、自分で調整し維持できる状態です。


○自律神経のバランスを崩しやすい現代の生活環境
◆体を冷やす環境(冷たい飲み物・食べ物・エアコン・薬)・
ファストフードや添加物たっぷりの食事・睡眠不足・
ストレス・疲労の蓄積→交感神経が過剰に働く傾向に


◆運動不足・過食・偏食・甘い物の多食・過保護・
便利すぎる生活→副交感神経が過剰に働く傾向に


〇自律神経の働きを整えるために気を付けたいこと
・胃を温める(飲食は温かいもの・温める性質のものを摂る)
胃の裏にある自律(じりつ)神経(しんけい)叢(そう)(自律神経が密集しているところ)があたたまり→自律神経の働きが整えられ→全ての
臓器に向かう血液の流れが良くなり→その働きが活発になり→全身の働きが改善・整います。

 

2024年04月01日

2024年3月

『花粉症』花粉のせいだけにしていませんか?


今や日本人の2人に 1 人は発症しているという
“花粉症”。発症の引き金となる植物は50種以上に
のぼると言われ、1年中だれかが花粉症で悩まされ
ている状況です。その中でもスギ花粉によるものが
8割を占め、特に春に悩まされる方が多く、
花粉症にかかる人は、年々増加傾向にあります。


○花粉症はどのようにして起こるの?


私達の体には、外部から体内へ侵入してくる
自分自身の体の成分とは異なる外敵を退治する
免疫の機能が備わっています。侵入してきた花粉を、
無害にもかかわらず、誤って有害と認識し、これを
排除しようとして、免疫細胞である白血球が必要
以上に(過剰に)働くことで、鼻水や鼻づまり・目の
かゆみ等の不快な症状が引き起こされるのです。


○花粉症の根本原因は?


この免疫の過剰反応は、免疫力が高いのではなく、
異常な状態。免疫に関わる細胞達が、それぞれの
役割を正常に果たせていない、免疫バランスが
崩れている状態なのです。同じ場所にいても
発症する人とそうじゃない人がいるのは
この違いです。

花粉は、症状を引き起こすきっかけを
作りますが、原因は 別にあるんですね



○花粉症対策は…
発症するからの養生が大事!!
“免疫バランス”を崩さないようにすること &
原因物質である“花粉”を寄せ付けないこと
 ・ファストフードやインスタント食品は控える。
 ・緑黄色野菜や海草を積極的にとる。
 ・体を冷やす食べ物・飲み物は控える。
(冷やすもの…アイス・ジュース・ビール・コーヒー・生野菜・刺身・果物・白砂糖をたくさん使った菓子・牛乳・ヨーグルトなど)
 ・水分のとり過ぎに注意する。
 ・シャワーだけの入浴は避け、湯船に浸かる。
 ・睡眠不足にならないようにする。夜更かしは×。
 ・外出時は マスクだけでなく、メガネもつける
・帰宅時には玄関で花粉を払ってから家に入り、
  顔や手をよく洗い、うがいをする。
 ・布団や洗濯物は外に干さない。
 ・掃除はこまめに行う。床や棚の上は水拭きを。

 

 

2024年03月02日

2024年2月

粘膜(ねんまく)を丈夫にして体の守りを固めましょう!!


□目が乾燥している    □ 口内炎ができやすい
□のどが痛くなりやすい □ 鼻炎や花粉症がある
□気管支炎やぜんそくがある □歯ぐきから出血しやすい
□歯ぐきがはれやすい     □胃炎や胃潰瘍がある 
□便秘や下痢になりやすい  □膀胱炎になりやすい

3つ以上あてはまった方は、
粘膜が弱くなっている可能性が…


〇「粘膜(ねんまく)」ってなあ~に?


体の内外の表面を覆っている膜。
私たちの体と外界との接点・境界になる膜で、上から順番に見ていくと、眼球の白目やまぶたの内側、鼻の中、口の中、のど、その下に続く気管や食道、胃腸、膀胱や子宮の内側、肛門…など たくさんあります。
胃や腸の内側が体の外と接している??…と思うかもしれませんが、食べ物は口から入り→胃腸で消化吸収
され→肛門から便として排泄される…口から肛門までの1本の管を通過してくるのです。
1本の穴が貫通している「ちくわ」のような構造。 (ちくわの穴は、ちくわではなく外側ですよね。)


胃や腸の中にあるものは、管を通っているだけでまだ体の中に入ってきていないものなのです。
(嘔吐や下痢は、有害物を体内に入れないように吸収する前に排除する防御反応です。)

〇粘膜の働き


粘膜は、自ら分泌する粘液によって常に潤っています。
その構造は、場所によって異なりますが、細菌やウイルスなどの外敵の体内への侵入を防いだり、それぞれの場所で必要なものの分泌や吸収を行っています。


(食べ物が胃腸で消化吸収され、私達の体をつくる原料になったり、エネルギーになるのは、ここが正常に働いているからこそなのです。)

〇免疫細胞の50%以上が集まる腸の粘膜
外部からの細菌やウイルスにさらされている腸管の内側(粘膜)には、体内の免疫細胞の50%が集中しています。 細菌やウイルスなどを、M細胞という特殊な形の細胞が、免疫細胞の集まっている部分(パイエル板)へ
誘導し、免疫細胞たちに渡して処理しています。
(免疫:細菌やウイルスなどから私達を守ってくれる働き)



摂ったものをしっかり吸収し活用するためにも、良くないものから体を守るためにも なくてはならない粘膜。
外敵を排除する環境づくりも大切ですが、体の守りを固めるのも自分を守るために大切なことのひとつです。鎌田

 

2024年02月01日

2024年1月

いつも私達は、冷たいもの・身体を冷やすものは
摂らないでくださいねーと店頭でお話ししておりますが…
胃 を あたためると
なぜ 体調 が 良くなるのでしょう…?


それは…
胃の裏側に、太陽神経叢(たいようしんけいそう)という自律神経が密集して網の目のようになった部分があります。これらの神経は、すべての内臓器官=胃・肝臓・腎臓・すい臓・胆のう・子宮や膀胱などの働きを統制しています。

胃をあたためるものを摂ると、この太陽神経叢(たいようしんけいそう)をあたためることができ
→これら全ての臓器に向かう血液の流れを良くし
それぞれの臓器の働きが活発になり→からだ全体の調子が整い→自己治癒力がアップし
→不調が改善したり、体調を崩しにくい身体になるのです。
特に、朝起きてすぐと寝る前は、温めるものを摂りましょう。
食べ物・飲み物は、温度だけでなく、そのものの性質を意識することも大切です。

 

どんなものが温めるの?冷やすの? 
病院へ行くほどでもないけど何だかおかしい…
病院で何ともないーって言われるけど、やっぱり調子が良くない… などなど お気軽にご相談くださいね。

 

 

2024年01月01日

2023年12月

あなたの体温は、36.5℃ありますか…?


体温が1℃低下すると…
◆体内酵素の働きが50%低下
(栄養の消化能力だけでなく、エネルギー産生力↓↓)
◆免疫力が37%低下
  (風邪やいろいろな病気にかかりやすく、治りにくい)
◆基礎代謝量が12%低下
 (1日に200~500kcalの消費量が低下し、1か月に体重が1~2kg増える計算になる)
*ガン細胞は35.0℃を最も好んで増殖し、39.3℃で死滅すると言われています。


毎日 口にする食べ物は、体温に大きく影響します。


体を温める食品と冷やす食品を見分けるおおまかな目安

 

私達の身体が理想的に働ける体温は、36.5~37.2℃と言われています。
細菌やウイルスなどの体にとって良くないものから体を守るため、
病気や痛みなどの不調を招かないためにも 理想体温を維持し、
心身ともに健康に過ごしましょう!! ご相談ください(^^) 鎌田

 

 

2023年12月01日

2023年11月

 

今回は、よく耳にする言葉
『 腸 内 環 境 』について おさらいを
お通じだけでなく、免疫や肥満、糖尿病や脳の働き、肌のコンディションなどにも影響しています。

腸内細菌って?


腸の内部に生息している細菌。 私達の腸内には、およそ600~1000兆個,1000種類もの細菌が生息しています。重さにして約1.5kg。 私達の大便の80%は水分なのですが、固形分の約1/3は腸内細菌の死骸でできており、多くの腸内細菌が体外に排出されては、また新しく腸内で増殖…という流れで、短期間の間に入れ替っているのです。

腸内細菌は、3つに分けられる


・善玉菌:消化吸収を促し、免疫力を高めてくれる有用細菌 (ビフィズス菌・乳酸菌など)
・悪玉菌:腐敗産物を生成し、健康に害を及ばす有害菌 (ウエルシュ菌・大腸菌など)
・日和見(ひよりみ)菌:特定の働きを持たず、善玉菌優位の時は善玉菌の働きを、悪玉菌優位の時は悪玉菌の働きをーというように、その時々の腸内環境のバランスによって発揮する機能が変わる菌(バクテロイデス菌など)

☆腸内環境がよい=健康であるためのベストバランスは
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7 の割合です。

悪玉菌も大切な存在
悪玉菌は有害菌であるものの、動物性たんぱく質の消化に欠かせないため、悪玉菌が存在しなくなると、肉類を消化・吸収することができなくなってしまいます。 
善玉菌の中には、悪玉菌が存在している時だけ効果を発揮するものもあります。また、免疫システムの過剰な反応を抑制する役割があることも分かってきています。

腸内細菌のバランス・腸内環境を整えるために…


・動物性たんぱく質や脂肪を含む肉類は、控えめに。
・食物繊維を多く含む野菜やキノコ・海藻類は積極的に摂りましょう。
・ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品を摂りましょう。
 *乳酸菌には、動物性と植物性があります。動物性(チーズやヨーグルト)は胃酸に弱いのですが、植物性乳酸菌(みそ、しょうゆ、納豆などの大豆発酵食品)は胃酸に強く、そのままの状態で腸に届きます。
・体を冷やすものの摂取は控える (冷たいもの・白砂糖をたくさん使用したもの・生野菜やお刺身・果物は控えめに。 体温以上の温度のものが〇)
・シャワーで済ませず、湯船につかりましょう。
・夜更かしは×
・深呼吸をしましょう(しっかり吐くことを意識して)

あてはまるもの ありませんか?
□ うんちがスッキリ出ない □ 下痢や便秘で悩んでいる
□ 便臭が気になる □ おならがよく出る
□ 偏りがちな食生活を続けている
□ 抵抗力が弱く、カゼをひきやすい
*ひとつでもあてはまった方は、腸内環境が乱れているかもしれません…ご相談ください。 鎌田

新コンチーム錠

 

 

2023年11月01日

2023年10月

人間の体は何からできているの?

人体は大きく分けて4つの成分でできています

<水分>
人体の約60%を占めます。
口から体内に入った水分は、腸で吸収された後、血液などの体液になって、体の中を循環します。
体液は、酸素や栄養分を体のすみずみまで運び、いらなくなったものを体の外に排出したり、体温を調節する役割もあります。

水分量は年齢・性別によって異なります

 

<たんぱく質>
人体の約18%を占めます。
筋肉や骨、内臓、皮ふ、爪、髪の毛などの主な材料。
体内に入ってきた たんぱく質は、小腸でアミノ酸に分解されて吸収されます。

その後、筋肉などの材料となったり、体の機能を調節するホルモンや体内の化学反応を助ける酵素、病原体から体を守る抗体の材料にもなります。


<ミネラル>

人体に必要な必須ミネラルは…
ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・硫黄塩素・鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素・セレン・モリブデン・クロム・コバルト…の16種類で、人体の約6%を占めます。
このうちの80%は骨の中に存在し、体を支える役割を、他の20%は、栄養素の代謝・体の機能の調整・筋肉の収縮や神経伝達に関与し体の調子を整えています。

体内で作り出すことができず、食べ物から補う必要があります。


<脂肪> 
人体の約16%を占めます。
体に蓄えられた脂肪で、主に脂肪細胞に蓄積されます。

余分に摂取したエネルギーが多いと、徐々に増え、肥満の原因になりますが、他の成分と同じように大切な働きをしています。
まず、1gにつき約9kcalのエネルギーを放出します。

体を寒さから守るほか、ホルモンや細胞膜の材料になる、皮下脂肪になって内臓を守る、油に溶けやすい脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E)を吸収しやすくするといった役割もあります。

 


どの成分も、多すぎても少なすぎても不調や病気を招くことに…。
これらは、食事を通して 体の中に取り込まれるものばかり。
毎日の食事の大切さをあらためて感じますね。
ご自身の体の状態…チェックなさってみてください

 


 

からだ(成分・組成)測定会(無料)
10月20日(金)・21日(土)10:00~17:00
数分で、体の水分・タンパク質・ミネラル・脂肪・筋肉量が分かります。

ぜひ健康な身体づくりにお役立てください!!
*ペースメーカーをお使いの方は測定できません。ご了承ください

 

ご予約・お問い合わせは、店頭 又はお電話(0228-22-2476)で

 

 

2023年10月01日

2023年9月


そのだるさ冷やし過ぎが原因かも

夏の間も 私達は、冷たいもの・身体を冷やすものは控えめにし、温かいものを‐と店頭でお話ししてきました。

それは胃を冷やし、体調を崩していただきたくないから。
では、 胃 を あたためるとなぜ 体調 が 良くなるのでしょう…?
それは…
胃の裏側に、太陽神経叢 たいようしんけいそうという自律神経が密集して網の目のようになった部分があります。

 

これらの神経は、すべての内臓器官=胃・肝臓・腎臓・すい臓・胆のう・子宮や膀胱などの働きを統制しています。
胃をあたためるものを摂ると、この太陽神経叢 たいようしんけいそうをあたためることができ

→これら全ての臓器に向かう血液の流れを良くし→それぞれの臓器の働きが活発になり
→からだ全体の調子が整い→自己治癒力がアップし→不調が改善したり、体調を崩しにくい身体になるのです。


今年の夏は ものすご~く暑かったですね…
クーラーの効いた部屋で、口にするものは、一日中 冷たいものばかり…という日も多かったのでは? そうなると…胃は冷え、太陽神経叢も冷やされ、血液の流れが低下し、体全体の働きも低下…という状態に。積み重なった冷えは、なかなか取れず、不調が長く続き、暑さが落ち着いても体調は戻らない…という方が多くいらっしゃいます。


そして、そこにやってくる秋 …
夏の暑い時季は、皮ふの毛穴を開き、発汗や皮ふ呼吸で、熱の発散・老廃物や水分の代謝が活発に行われていますが、秋になると、冷たい風が体内に入らないように、毛穴を閉じるため、鼻や口の呼吸での出し入れが主役となり、気管や鼻に負担がかかるように…。秋は、これらの根本の「肺」が、活発に働く時季なのです。ただ…肺 気管や鼻を含む は乾燥が苦手。冷たく乾燥した秋風でうるおいを失った肺は熱を持ち、機能が低下…せき・たん・ぜんそく・鼻炎や皮ふ等のトラブルが起こりやすくなるのです。


秋を元気に過ごすために…
・冷たいものの摂取は控えましょう 胃を冷やさないように
・辛味のあるものを食事に取り入れる (適量で肺を助けます)ネギ・唐辛子・わさび・ニンニク・シソ・大根・カレーなど
・旬のものを食事に取り入れる(その時季に必要な栄養や働きを持つものが多い)
レンコン、さつまいも、やまいも、さといも、ぎんなん、
サンマ、イワシ、梨など (果物は体を冷やすものが多いので摂りすぎないように注意)
・深呼吸をする しっかり吐き切ることを意識して
・シャワーだけで済ませずに、湯船につかりましょう。
*夏の疲れをリセットして元気に秋を過ごしましょう

 

2023年09月02日

2023年6月

骨の強度は 骨密度と骨質によって決まります


○骨はカルシウムの貯蔵庫
人体のカルシウムの約99%は骨に蓄えられていますが、残りの1%は、血液や細胞に存在しています。その濃度は、常に9~10mg/dlと一定に保たれ、心臓や脳、その他の器官が正常に働き、私達の生命は保たれているのです。

○骨は 何でできているの?
骨の成分の80%は、カルシウムやリンといった無機質。
残りの20%は有機質で、そのほとんどがコラーゲンです。
その役割は、カルシウムが骨の硬さを、コラーゲンが骨の弾力を担っているのです。(ただ硬いだけでは、すぐに ポキンと折れてしまいますよね。)

骨の構造を鉄筋コンクリートの建物に例えると… カルシウムはコンクリート。コラーゲンは鉄筋。
コンクリートだけを増やしても丈夫になりません。鉄筋で強化することで頑丈になります。つまり、 骨を強くするには、カルシウムで骨量(骨密度)を増やすだけでなく、コラーゲンで骨質を高めることが大切になってきます。

○年齢とともに失われるコラーゲン
体の中のコラーゲンは、必要に応じてアミノ酸を原料に作られ、一定期間を経て古くなると分解され、新しいコラーゲンが作られる-という新陳代謝を繰り返しています。
残念なことに、加齢とともに この代謝能力は低下し、新しいコラーゲンは作られにくくなり、古いコラーゲンが体内に残ってしまうようになります。鉄筋が劣化すれば、建物が弱くなるように、骨ももろくなってしまう…ということに。 コラーゲンは 皮ふや軟骨、血管などにも含まれ、重要な役割を果たしています。


骨は一度出来上がったら、一生そのまま…ではなく、私達が生きている間ずっと 古い骨から新しい骨に作り替えられています。毎日の食事でカルシウムだけでなく、良質なタンパク質を摂るようにすること・太陽の光を浴びて体を動かすことが骨を丈夫にし、動ける体をつくることに繋がります。私達の身体は食べたものでできています。
身体をつくる・動かす・守る・維持するために必要な栄養は充分にとれていますか…? それが難しい時代です。鎌田
2023年06月01日

2023年5月


降り注ぐ紫外線・ブルーライトに囲まれた日常生活を送る 私達。
紫外線と ブルーライトの目へのダメージは じわ じわ っ と。
だから、今 から気を付けたい 今月は について 少し


〇目の構造 と 働き


・強膜…
眼球を保護する膜
・硝子体…
眼球の形を整える
働きをする
ゼリー状物質
・瞳孔…
(カメラのしぼり)
光の量を調節
・角膜…
(カメラのレンズ) 光を取り入れる ・光線の 入口
・水晶体…
(カメラの レンズ) 光を屈折させる

ここで吸収される紫外線や透過するブルーライトのダメージからルテイン・ゼアキサンチン が 目を 守って います。
・毛様体筋…
カメラ のピント調節 水晶体の厚みを 調整し視覚のピントを合わせます。
・網膜…
カメラのフィルム 視細胞があり、光・色・形を感知 。
・黄斑…
網膜の中心部で 視細胞が密集しているモノを見るのに一番大切な部分 。

ブルーライトは、ここまで到達します が、ルテイン・ゼアキサンチンが そのダメージをから目を守っています。

視神経… 網膜に映った像 を 脳 へ 送 る⇒ モノが見える


*これら が 各々 正常に働き、 連携 し 、脳へ情報が送られることで、私たちは、はじめて 「 見える 」 と認識できるのです。

〇光の波長と エネルギーの強さ


一般的に光の波長が短いほどエネルギーは強く、細胞に強いダメージを与え、細胞の老化を早め、視力低下やチラつき・ピントのズレが生じたり、水晶体が白く濁ってくる(白内障) 、黄斑に異常が生じる 加齢黄斑変性 などのトラブルが現れやすくなります。
また、寝る前に 多量の
ブルーライトを発するテレビやパソコン・スマートフォン・ゲームなどを見ると、 脳が昼と認識してしまい、体内時計を狂わせ、不眠の原因にもなります。


〇目の健康のために心がけたいこと
・テレビやスマートフォンなどの長時間の使用 ・寝る前の使用は控えましょう。
・目の血流をよくするために、 運動や入浴・冷たいものの摂取を控えるなど全身の血流改善を心がけましょう。
・外出時は、帽子やサングラスなどで紫外線を 対策を。
・栄養バランスのとれた食事 特に緑黄色野菜はしっか りと

 

 

2023年05月01日

2023年3月


『花粉症 』
花粉の せい だけにしていませんか?
今や日本人の4人に 1 人は発症しているという
“花粉症”。
発症の引き金となる植物は 50 種以上にのぼると言われ、1年中だれかが花粉症で悩まされている状況 です 。

その中で もスギ花粉によるものが8割を占め、特に 春に 悩まされる方が 多く、花粉症にかかる人は、年々増加傾向にあります。

○花粉症 はどのようにして起こるの?
私達の体には、外部から体内へ 侵入してくる自分自身の体の成分とは異なる外敵を退治する免疫の 機能 が備わってい ます。

侵入してきた花粉を 、無害にもかかわらず、誤って有害と認識し、これを排除しようとして、

免疫細胞である白血球が必要以上に過剰に働くこと で、 鼻水や鼻づまり・目のかゆみ等の 不快な症状が引き起こされるの です。

○花粉症の根本原因は?
この免疫の過剰反応は、免疫力が高いのではなく、異常な状態。免疫に関わる細胞達が、

それぞ れの役割を正常に果たせていない、 免疫バランスが崩れている 状態なのです。

同じ場所に いても発症する人とそうじゃない人がいるのはこの違いです。

 

花粉は、 症状を 引き 起こすきっかけを作りますが、原因は別にあるんですね

 

○ 花粉症対策 は… 発症する 前 からの養生が大事
“免疫バランス”を崩さないようにすること原因物質である“花粉”を寄せ付けない こと
・ファ ストフードやインスタント食品は控え る。
・緑黄色野菜や海草を積極的にとる。
・体を冷やす食べ物・飲み物は 控える。
(冷やすもの… アイス・ジュース・ビール・ コーヒー・ 生野菜・刺身・果物 ・白砂糖をたくさん使った菓子・牛乳・ヨーグルト など)
・水分のとり過ぎに注意する。
・シャワーだけの入浴は避け、 湯船に浸かる。
・睡眠不足にならないようにする。夜更かしは×。
・外出時は マスク だけでなく、 メガネ も つける
・帰宅時には玄関で花粉を払ってから家に入り、顔や手をよく洗い、うがいをする。
・布団や洗濯物は外に干さない。
・ 掃除はこまめに行う。床や棚の上 は 水拭き を。


 

 

 

2023年03月01日

2023年1月


いつも私達は、冷たいもの・身体を冷やすものは摂らないでくださいねーと店頭でお話ししておりますが…
胃 を あたためると なぜ 体調 が 良くなるのでしょう…?

関節や筋肉の痛みの主な原因と対策は? 痛みはいくつかの要因が重なって起こることが多いようです。

それは…
胃の裏側に、太陽神経叢(たいようしんけいそう)という自律神経が密集して網の目のようになった部分があります。

これらの神経は、すべての内臓器官=胃・肝臓・腎臓・すい臓・胆のう・子宮や膀胱などの働きを統制しています。
胃をあたためるものを摂ると、この太陽神経叢(たいようしんけいそう)を
あたためることができ→これら全ての臓器に向かう血液の流れを良くし→それぞれの臓器の働きが活発になり
→からだ全体の調子が整い→自己治癒力がアップし→不調が改善したり、体調を崩しにくい身体になるのです。
特に、朝起きてすぐと寝る前は、温めるものを摂りましょう。

食べ物・飲み物は、温度だけでなく、そのものの性質を意識することも大切です。
どんなものが温めるの?冷やすの?
病院へ行くほどでもないけど何だかおかしい…
病院で何ともないーって言われるけど、やっぱり調子が良くない… などなど お気軽にご相談くださいね。
ご自身を守るのは、ご自身の免疫力・自然治癒力です(^^)

 

 

 

2023年01月01日